ヤン・ガルバレク&ヒリヤード・アンサンブル 「オフィチウム」

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ノルウェーのジャスサキソフォン奏者ヤン・ガルバレクとイギリスの男声カルテット「ヒリヤード・アンサンブル」が10~16世紀の古楽を演奏したアルバ ム。この発売元ECMの最も売れたCDの一つということだ(カモメのジャケットのチック・コリア「リターン・トゥー・フォエヴァー」もそうだろうね)。
ヤン・ガルバレクはキース・ジャレットの「マイ・ソング」などでぬくもりのあるサウンドを聴くことができるが、「ウェザーリポート」の初代ベーシスト、 ミロスラフ・ヴィトゥスと一緒にやったりもしていて、ゴリゴリのジャズというわけではなく、実は正体がよくつかめんというのが正直な印象だ(2~3枚しか 聴いたことがないが)。そんな中で、これは静寂というか、音楽と静けさの両方が手を取り合ったような、「音楽」。古い石造りの教会の中に座り、耳を傾けて いるような気がしてくる「サウンド」。
「これをタイマーで掛けて朝、目覚める」と友人の仏師が言っていた。初めて聴いたのはその彼の住居兼工房で、余計なことは言わない職人気質の彼が一人で目覚める生活と自分との違いを思ったりした。厳しさがあるなあ…と思ったのだが。
お店で開店前、掃除をする時によくこれを掛ける。瞬く間に清浄な空気が店内を充たしていく。

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友人の部屋にて By スタッフ若泉